私が私であるために

突っ込み所満載、卑屈ソングの流れるドラマをやっとこさ見た。

まず気に入らないのが しょっぱなから理解ある姉と母親の登場。


身体を直すしかないと力説する婦人科医、
『本当は女なのに間違えて男に生まれてきたの』って聞き捨てなりませんわ。
私には治せませんって正直に言おうよ。


男の身体なのに女の子になりたいと思うのは妊娠中に性ホルモンが
うまく働かなかったからかもしれないといいながら
本当は女の子に生まれるはずだったんですよ だと。
言い訳ですよ。それは。


女なのか女装者なのかもうちょっと早く見破れないかなあ。
三人ともよくみりゃあ解るじゃん。


また来週って精神科医が言ってたけど 歯医者じゃあるまいし
そんな短いサイクルで診察してたら 大変なことになると
心配してしまった。


一番かわいそうで 一番人間臭かったのが 雛形あきこの役。
ここまでヒステリックにならんでもと思うけど。
でも普通の恋愛だけをしてふつーに生きていた人間にとって
だんなの浮気を疑ってヒス状態の時に 相手が男だと知って
そうそう冷静でいられるはずはない。

まぁ 唯一の悪役やから しょうがない。
理解できない人間は悪人なんや。


お決まりのおねえちゃんの婚約破棄。
これまた悪人扱いです。


一番むかついたのが 「私を殺してー」のシーン。
親に殺してなんていうくらいなら 自分で逝っちゃって下さい。
女の身体を取り戻すなんて きれいごとですよ。


なりたい自分になるになるために何をしてもいいのか。



やっぱドラマやね・・
ハッピーエンドで終わっちゃったし
何回かあって 一度デートしただけの相手に 一緒にいたいんだーと障害を
乗り越えようという彼氏。奇特な方としか・・・

今すぐ結婚するわけじゃないし 
夫にカムアウトされるわけでなし


でも性同一性障害を乗り越えようとしてるからって
純愛扱いはなんかちがうよ。 間違ってる。