希望をください

 ここに性同一性障害特例法という法律があります。
この法律ができて三年余り経過して 子無し要件が撤廃されようとしています。
この法律は普通の一般家庭にはあまり関係がありません。
新聞やテレビで取り上げられても あなたの目に留まるかどうか…
しかし私の家庭では尋常ならざる事が起こる可能性を持っています。
この法律ができると子供を持つ当事者も性別の戸籍変更ができるようになります。
「女性の父」「男性の母」を この日本という国が法的に認めようとしています。
公的な手続きや就職などで被っていた社会生活上の不利益を解消する事が目的だそうですが本当にそのような事が認められて良いのでしょうか?

 この要件は当事者の子供を持つ権利を奪っているそうですが、
配偶者の人権の軽視ではないでしょうか。
最初から父親として、夫して、男として生きていけない事が分かっている人間が
どうして女性に子供を産ませることができるのでしょうか?
女性となぜ結婚できるのでしょうか?
ただ自己の権利のために結婚という手段を選ぶのであればその女性の人権はどうなっているのでしょうか?女性は子供を生む機械ではありません。

 今まではこのような障害があることを知らずにいたから 結婚をして子供を儲けたかもしれない。
でも今はドラマになったり 歌手やモデルになる人もいて TVや新聞でも取り上げられて GIDのことを気づかずに家庭を持ってしまった人は減少していくはずなのです。

なぜ普通の結婚を望み、ただただ平凡な家庭を築こうとしている配偶者の人権が軽んじられ 虐げられなければならないのでしょうか?

 進めるべきは GIDという障害について本人が一刻も早く気づけるように認識を深める事だと考えます。 ネットなどで得た情報や 間違った知識、個人の気持ちだけで フライングして安易にホルモン摂取をする事がないようにすること。
医療機関の正しい診察・指導の下に安全に治療を進められるようにすること。
そして、その先にSRSがあり、戸籍変更も可能であるように 本人、家族、学校、職場などの教育を進め、社会の理解を深める事。その上での法の整備であって欲しい。

 離婚が多く、少子化が社会問題になっている今だからこそ 子供が健全な家庭環境で育っていけるように考えていくべきです。子供を持つ権利を主張するなら義務や責任も考えるべきではないでしょうか。
子供持った性同一性障害者が戸籍変更できることが
性の多様化であるとか 時代のニーズに合ったことだとは思いません。

 人は誰でも幸せに生きる権利があります。
しかしそれが誰かの苦痛や苦悩の上にある個人の幸せを 法律で定めて欲しくありません。

 家族に悲しい思いをさせるこの道しかないのか
この道を通らなければ 幸せになれないのか
当事者だけではなく 家族の感情にも配慮をいただきたいと思います。

私は性同一性障害特例法子無し要件の撤廃に反対します。