やっぱり・・・

一ヶ月半ほど前の話。

とうとう意を決して 実家に家族で帰省した。

前回は何とか誤魔化したけれど もうばればれの彼を連れて帰る。

二年前の父親の第一声は『〇〇さんは整形したのか?』だった。


夜遅く到着したため みんな出来上がって盛り上がっている。


次の日 朝御飯を 食べたが 誰もなんも言わない。

もしかして誤魔化せてる?(そんなわけないって)


妹と二人きりでまず話をする。

「昨日は酔っ払ってたから 解らなかったけど。今朝は すぐわかった。」

『あれはなに?私より胸が大きい』



そのまた次の日 彼から親に話をしてもらった。

親が意外に冷静に話を聞いていて 少し驚く。


こうして改名に続く重大事をまたひとつ終えた。

親・きょうだいに打ち明けたからって もちろん生活は何も変わらない。


年老いた両親に心配事を増やして申し訳ないし 情けない。

彼のほうの ハードルを またひとつ越えさせたようで 釈然としない。

そして 彼を一目見て MTFだと解ってしまうことを 改めて認識させられて

落ち込んだお盆だった