無意味なもしもの話

もしも私の友人がGIDなら

まずはびっくりして まずはよくわかんないけど がんばれなどと言ってみる


TVや新聞・雑誌なんかで 取り上げられてたら 興味を持つ

そんな障害があるんだ…よくわからないけれど 大変なんだ

応援するよなどと 言ってみる

恋愛感情が絡まない異性の友人でも 心を許した同姓の友人でも

男だろうが女だろうが関係ないよ これからも これまで通りなにも変わらない

きっとそんな感じ


ここで疎遠になる友人はそれまでの人。で終わり。

ここで何も知らずネットなんかで友人になった人。

同じ主婦の立場だったとしても 自分にはぜんぜん関係ないから

そんな理解のない奥さんとは別れちゃえばいいんだと平気で言ったりできる。

通称名の実績の協力だとエアメールも送ってくれる 親切な偽善者。


これが GIDが配偶者だった場合。

決して黙って薬を飲まないでって頼んでいたのに

気が付いたら 胸が膨らんでいて

苦渋の思いで改名に同意したのに 遠慮なく年賀状が改名された名前でくる現実

挙げ句の果てにはSRSをしたいという目に遭う


当事者が一番苦しいだろう。

でも残念ながらそれを思いやれる力は配偶者にはない

配偶者も同じくらい苦しいから 不可解で不条理であるから

障害という言葉だけでは片付けられないから


誰かがどちらも正しくて どちらも間違ってないなんていってたけど

そんなことはない

私も決して正しくはないけれど 障害だからといってその道が正しいはずはない